プーチン大統領の“薬物疑惑”ワリエワ擁護に冷たい目…スポーツ界「ロシア排除」は加速する

公開日: 更新日:

「ロシア選手の禁止薬物使用は、スポーツを国威発揚に利用する旧ソ連時代から続いている。ロシアはドーピングを撲滅すると言ったが、今も薬物を使い続けているのは『バレなければいい』という考えが根強く残っているからでしょう。ワリエワ賛辞も、国民へのアピールにはなっても、西側諸国には逆効果です」

■政治と無関係とは…

 さらに津田氏が言う。

ウクライナ侵攻もそうです。情報統制により多くのロシア人は『民間人は殺していない』という話を信用している。一方で、真実を知っている者はロシアを離れている。薬物も侵略戦争も、虚偽に満ちた話を押し通すことはできない。スポーツは本来、非政治的なものだが、ドーピング撲滅に消極的で、隣国の国民を虐殺し、嘘をつく国を『スポーツだけは別です』というわけにはいかない。北京パラリンピックやサッカーのワールドカップ予選からロシアが除外されたのも他国の選手がロシア参加にNOをつきつけたからです。スポーツ界のロシア排除は広がる一方ではないか」

 罪のないロシア選手はプーチンを恨むしかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異