巨人の貧打は助っ人補強では解消できず…原監督の「配置転換」にコーチ陣が戦々恐々

公開日: 更新日:

 原辰徳監督(63)の常套手段で昨季もやった。交流戦からバッテリーコーチをシャッフル。相川コーチは一軍から三軍、実松コーチは二軍から一軍、加藤コーチは三軍から二軍へ配置転換となった。

 前半戦終了後、この配置は元に戻したものの、今度は山口二軍投手コーチと杉内一軍投手コーチの入れ替えなども実施。原監督はこの時、「新鮮な気持ちでいられるのがやっぱり大事。これが緊張感、集中力に必要なこと」と説明していた。ポストシーズン用に10月には阿部二軍監督を一軍作戦コーチとし、二岡三軍監督を二軍監督代行に、石井一軍野手総合コーチを三軍野手コーチに回すなど、1シーズンで計3度の配置転換を行った。

「これがあるから、コーチ陣は戦々恐々としている。常に緊張感を持たせる効果はあるにせよ、それが結果につながらない。昨年の交流戦は負け越して9位に終わったし、後半戦に10連敗もあった。CSはファイナルステージでヤクルトにあえなく敗退。昨季はコーチ陣の配置転換が裏目に出ています」(球界関係者)

 それでも原監督の持論は「水も放っておくと、よどんでいく。かき回さないと腐る」だ。現状打破のため、いつもの「人事異動」を断行する日は近そうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑