日本ハム新庄監督「スター選手育成」道半ば露呈…球宴中間発表で1位は野村佑希のみ

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 昨秋の就任会見で「投手3人、野手4人のタレントを育てたい」と意気込んでいた日本ハム新庄剛志監督(50)。ことあるごとに「僕が目立つことで選手の知名度を全国区に……」と言い続けてきたが、まだまだ道半ばということが改めて露呈したのではないか。

 1日、球宴(7月26、27日)ファン投票の中間発表が行われたが、日本ハムから1位に選ばれたのは三塁手の野村佑希(21)ただひとり。あとは3人がファン投票から選出される外野手部門で現在首位打者(打率.375)の松本剛(28)が3位に入っただけだったのだ。

 ファン投票で選ばれた選手がひとりもいなかった昨年に比べればマシとはいえ、売り出し中の清宮幸太郎(23)は一塁手部門で首位の西武・山川に4万票以上も引き離された2位。8本塁打の万波中正(22)、6本塁打の今川優馬(25)は“圏外”というか、そもそも外野手部門にノミネートすらされていない。

 新庄監督によれば、今年1年は来季以降に向けた「トライアウト」。開幕から起用する選手は取っかえ引っ替え。メンバーが固定されてきたのはつい最近だ。万波らが世間に認知されていないのはある意味、当然。スター選手の育成はまだまだ始まったばかりだ。

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