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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神から7人選出「オールスターファン投票結果」の複雑な心境…虎党の一人として恥ずかしい

公開日: 更新日:

 テレビ朝日系で7月10日に放送された「中居正広のプロ野球魂」という番組を見た。副題は「やっぱり“オールスター”ってスゴいよねSP」。巨人ファンとして知られる中居正広をはじめ、阪神ファンの遠藤章造(ココリコ)やヤクルトファンの出川哲朗プロ野球好きタレントが集まり、過去のオールスターの思い出や今年の見どころなどを語り合う内容だった。

 もっとも、番組内で紹介された名場面やエピソードは、さすが地上波のこの手の番組らしく、どれも有名な定番ネタばかりで、特に目新しいものはなかった。だから、タレントたちはそういう手あかのついた話にも、さも初めて聞いたかのような相づちを打たなければいけないわけで、その職人芸には感心と虚無感が混じり合うこともあった。

 そんな中、今年のオールスターのファン投票結果について、中居正広が放った一言には少し胸がざわついた。阪神ファンの遠藤章造に対して「これ、阪神ファンはうれしいの?」と聞いたのだ。

 遠藤章造はさすが芸人らしく、即座の反応で「うれしいですよ」と言ったが、決して晴れやかな表情ではなかった。少し痛いところをつかれたかのような、そんな苦みと恥じらいが感じ取れる複雑な笑顔だったのだ。

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