プロ野球オールスターは今や単なる“セレモニー”…「1試合で十分」の声
「1試合でいいと思いますね」
プロ野球ファンの吉川潮氏(作家)が、オールスターゲームについてこう言った。
メットライフドームで行われた16日の第1戦は試合前からバタバタだった。全パの田中将大(楽天)、浅村栄斗(同)、近藤健介(日本ハム)の3選手が急きょ、欠場。田中、浅村については前日の15日に2回目のコロナワクチンを接種したことにより、副反応の疑いがあるという。
東京五輪の日本代表メンバーは15日に、NTC(ナショナルトレーニングセンター)で2回目のワクチンを接種している。球宴出場組はただでさえ過密日程。14日に前半戦が終了し、球宴を挟んで19日から仙台での合宿がスタートする。スケジュール的に15日しか都合がつかなかったのだろうが、一般的にコロナワクチンの副反応は接種翌日が最も出やすく、2回目の方が強いといわれる。試合中、疲労感を隠せない選手も見受けられた。
しかも、怪物新人の佐藤輝明(阪神)はホームランダービーで初戦敗退したことで、佐藤輝が憧れている柳田悠岐(ソフトバンク)との対決は実現しなかった。