オールスター「選手間投票」の決め手は“嫌な選手” 元ロッテ小林雅英氏が語る内実

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 ファン投票とはまた違った視点だ。

 1日、オールスターの選手間投票の結果が発表された。パは投手部門の山本(オリックス)、三塁部門の松田(ソフトバンク)が新たに選出され、残りポジションはすべてファン投票と同じ。一方、セの新選出は投手の柳(中日)、二塁の菊池(広島)、三塁の岡本(巨人)ら6人。ファン投票の結果とかぶった選手は3人しかいなかった。

 ファン投票は実力や成績は当然のこと、人気や知名度、各球団のファンの数などにも左右されるといわれている。対して選手間投票は実力のみで選ばれる、というのが球界の通説だ。

 実際、選手はどのような基準で投票しているのか。ロッテなどで活躍した小林雅英氏がこう言う。

「ファンの方々が『好きな選手』を選ぶのに比べて、僕らは自分が『嫌いな選手』を選ぶケースがある。これは投手と野手の関係において苦手、という意味です。自信満々に投げたボールを打ち返されたら悔しいけど、同時に『やっぱりいい打者だなあ』という気持ちになる。選手がグラウンドの中、肌で感じているものが投票の結果に結びついていると思います」

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