著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

レイズの「プライドナイト」が浮き彫りにした米国社会の保守的側面

公開日: 更新日:

 アダムの「イエスは同性愛などを避ける生き方を私たちに勧めた」という趣旨の発言は、「人間は神が創造したのだから、そのおぼしめしに従わなければならない」と考える宗教的保守派の人々には納得のゆく理由である。

 今回の出来事は、単に球界の中での価値観の相違といった問題ではない。

 むしろ、素朴だけに強い磁場を発する「信仰」を取り巻く問題、あるいは米国社会の保守的側面が、アダムの言葉の中に濃縮された形で示されたのだ。

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