秋山翔吾争奪戦で広島に敗れ“フラれ組”…西武とソフトバンクの「ダメージの差」

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 三つ巴の争奪戦で広島が勝利するとは、誰が思っただろうか。

 秋山翔吾(34)にフラれる形となった西武ソフトバンク。特に西武は古巣という大きなアドバンテージがありながらの敗北だった。

 しかし、ファンのショックはともあれ、よくよく考えればそこまで痛手ではない。まだまだ頼りないとはいえ、愛斗(25)や若林(24)ら若手は飛躍のきっかけを掴みつつある。秋山が加われば申し分ないものの、「是が非でも必要」というわけでもなかった。3年契約を提示した広島やソフトバンクに対し、唯一2年契約というオファーを変えなかったことも、それを物語っている。

「秋山は将来的な指導者の資質も高く評価されている。松井稼頭央ヘッドコーチが楽天を経て、古巣に戻ってきたように、他球団で経験を積むことはプラスになる。秋山獲り失敗は現場にはショックでも、球団的にはそれほど大きなダメージではない」(西武OB)

■同級生の柳田はケガが多く…

 コロナ禍で29日のロッテ戦が中止となったソフトバンクは、目先の観点で大ダメージだろう。確かに秋山が入団すれば、打率.324でいよいよ覚醒したと評判の牧原大(29)、同.312と成長著しい柳町(25)らの出番は減りかねない。しかし、彼らが1年間通して成績を維持できるかは未知数。特に柳町は昨季までの一軍出場は通算34試合。今季が実質一軍1年目のようなものだ。

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