阪神マルテが一軍復帰の試合で故障再発…首脳陣の見切り発車による“人災説”

公開日: 更新日:

 何があったのか。

 14日、右足の故障から前日13日の巨人戦で一軍復帰した阪神のマルテ(31)が、その試合で再び右足の張りを訴え、わずか1日で再び離脱した。

 いきなり2本の適時打を放ったものの、第3打席で遊ゴロを放った際には一塁までまともに走れず、一塁守備でも反応できないシーンがあった。矢野監督は試合後、「よく分からん俺も。本人の状態なのか……。しっかり守ることも必要だし、最低限走るってこともできないと、試合の中で使うってことはできないかなという判断」とアタマを抱えていたが、さる阪神OBは「首脳陣の見切り発車だったのではないか」と、こう話す。

「マルテは今年4月、5月と二度に渡って同じ箇所を痛めている。しかも、井上ヘッドは昇格前の11日、報道陣に『また足をやると、アイツの野球人生が終わってしまう』という趣旨の発言をするなど、慎重な姿勢を崩していなかった。いくらマルテ本人が行けると言ったとはいえ、足の状態を不安視する声もあったそうだ。チームは13日に大山が近親者に濃厚接触者が出たことにより、コロナ特例で抹消されたうえ、前日の巨人戦で今季17度目の完封負け。矢野監督は試合後にマルテの昇格を明言した。巨人戦前には借金を完済するべく、『球宴までの12試合を9勝3敗で乗り切る』と豪語していた。矢野監督も焦りがあったのだろう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」