全英初日は飛ばし屋ヤングが-8単独首位発進…「聖地」での好スコアを主催R&Aが嫌がるワケ

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 しかしヘッドスピードの速いプロには影響がなく、アマチュアだけ飛距離ダウンの害を被ることになった。このルール改正から、「飛ばなくなって面白くない」と多くのシニアがゴルフプレーをやめた過去がある。

 PGAツアーにはすでにドライバー平均飛距離300ヤード超えのプロが88人もいる。

 だから大会14番パー5(616ヤード)はドライバーを打てば2打目はミドルアイアンでグリーンを狙う選手が多く、18番パー4(345ヤード)はフェアウエーが硬くボールが転がるためアイアンで1オンも可能だ。名物の強風が吹かなければ簡単にバーディーを量産できるのだ。

 海沿いに広がるセントアンドルーズは用地もなく、プロの飛距離に対抗してコースを延ばすことができない。そこで、ドライバーの反発規制の次に予定されているのがゴルフボール規制だ。ボール初速を抑えられ、市販ボールのほとんどがルールに抵触するとみられる。

 聖地で全英が開催されるたびに、アマチュアの楽しみを奪われたらかなわない。

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