錦富士隆聖 左ヒジ筋断裂から復活!「ケガの功名」で広げた相撲の幅

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「それでもケガの功名と言うんですかね。本来は左四つの力士だが、右四つや押し相撲などを磨き、相撲の幅を広げた。伊勢ケ浜部屋の力士はみんな稽古熱心だが、錦富士はその中でも頭ひとつ抜けている。素顔は明るくひょうきんだけど、相撲に対する情熱は誰にも負けません」(タニマチ筋)

 高校時代の同期の阿武咲は当時1年ながらレギュラーを張り、一方の錦富士は補欠。阿武咲は近年はケガで苦しむも、最高位は小結と活躍している。さらに盟友の翠富士は昨年1月場所で新入幕。そんなライバルたちに、ようやく追いついた。

 中国の古典「菜根譚」には「伏すこと久しき者、飛ぶこと必ず高し」とある。苦労と我慢を重ねた錦富士は、どこまで羽ばたけるか。

▽錦富士隆聖(にしきふじ・りゅうせい)
●本名は小笠原隆聖
●1996年7月22日
●青森県十和田市出身
●183センチ、149キロ
●最高位は現在
●しこ名の「錦」は安美錦が由来だが、本人は「『おまえの錦はオレの錦じゃなく、錦糸町の錦だ』と言われました」とのこと

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