巨人球団ワースト記録更新の8本目“満塁本塁打病”…ベンチで真っ青なコーチ2人の名前

公開日: 更新日:

 巨人がまたも満塁本塁打を浴びた。

 7日のヤクルト戦に新助っ人のシューメーカー(35)が先発。2点リードの四回に3四死球を与え、1死満塁とすると、5番サンタナに低めの145キロを左翼席に叩き込まれた。痛恨の逆転満塁弾を浴び、4回途中3安打4失点でKO。6月25日以来の5勝目はならなかった。

 巨人は7月に4戦連続でグランドスラムを食らうなど、これで今季8本目の被満塁本塁打となり、球団ワースト記録を更新してしまった。

 巨人OBの高橋善正氏がこう言った。

「シューメーカーは死球、四球、四球で満塁にした。本塁打だけは避けなければならない場面で押し出しを嫌がり、直球系の球で簡単にストライクを取りにいって痛打された。7月に4試合連続で打たれた時も、四球が絡んでいたが、ストライクゾーンで勝負できない投手が悪いのはもちろん、捕手の配球にも問題がある。無死満塁で4番の村上を打ち取って1死満塁。低めで併殺を取りたいという配球がミエミエでしたから。しかもサンタナは低めが好きなローボールヒッター。わざわざ打てるところに投げたように見えたくらい。捕手の大城は首を傾げたくなる配球が多い。8本も満塁本塁打を打たれるというのは、阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチ、実松バッテリーコーチの責任は大きいですよ」

 試合は七回に吉川の適時三塁打で再逆転。首位ヤクルト相手に3連勝したものの、それでも11.5ゲーム差。2010年広島の満塁アーチ被弾のプロ野球記録「12本」更新もあり得る打たれっぷりである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン