新庄監督「続投‼」で日本ハムは試用期間終了 来季はBIGBOSS自身がトライアウトに臨む番

公開日: 更新日:

 むしろ、「そりゃそうだ」と受け止めた者が多かったのではないか。

 9日付のスポーツ報知で「続投が確実になった」と報じられた日本ハム新庄剛志監督(50)。同紙の「新庄続投‼」という記事によると、「借金18で最下位ではあるが、常識にとらわれない采配をしながら選手の見極めを進める姿勢などが球団に評価され、続投が決まった」とある。

■「話し合いもしていない」

 この報道に即座に反応したのが当の本人。同日、自身のインスタグラムに、続投を報じるネット記事の写真を貼り付け、「球団の評価は嬉しいですが、残り試合の選手の成長によっては来年監督続投はまだ未定です」と否定。試合前の報道対応でも「まだ(球団と)話し合いもしていない」と火消しにやっきだった。

 新庄監督は昨年の就任会見時、「球団からは10年契約を打診された」と前置きし、「でも複数年契約は甘えが出る。一年一年勝負をしようと。来年はここにいないかもしれない」と、自ら1年契約を申し出たと語っていたが、1年契約をうのみにしていた球界関係者は皆無。球団が16年ぶりに球界復帰した“スター”を1年で放り出すわけがなく、「優勝にはこだわらない。今季1年はトライアウト」という新庄監督の方針を認めたのも、2年目以降の契約ありきだろう。

 新庄監督もすでに来季以降も続ける気は満々。今秋のドラフトについて「投手も野手も捕手も、即戦力を取りたい」と話し、メッツ傘下3Aの加藤豪将を「ドラフトで取りたい」と具体的な選手名も挙げている。さらに「来年は優勝しか考えていない。あ、1年契約でした」などと本音をポロリ。実際は長期契約が既定路線である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因