全米女子アマV馬場咲希“攻めのゴルフ”支えた極真空手 今季開幕前に週4で道場通い体幹トレ

公開日: 更新日:

 馬場はそのまま入門。極真空手に活路を見出したのか、ゴルフの合間を縫って、多い時は週4回ほど道場に足を運んだ。型だけでなく、防具をつけての組手を行い、一心不乱に3時間も汗を流すこともあった。

 中でも熱心に取り組んだのは、バランス感覚や体幹を鍛えるために道場が編み出した独自のトレーニングだ。

「カマボコ状に割った丸太を、カーブした面を下にして置き、その上で『型』をします。咲希ちゃんは何かをひらめいたようで、道場にあった長い棒を持ってスイングをしていた。振り抜く時は保てていた姿勢が、戻す時は崩れてしまう。それを修正したり、他にも、パンチやキックをするときに左右で体の動きが同じになるように繰り返しやっていた。トレーニングだけでなく、同年代の女子と意気投合して、出会ったその日に遊びに行く予定を立てたりと、気分転換にもなっていたと思います」(藤井氏)

 馬場が次に挑むのは、24日にフランスで開幕する世界女子アマチュア団体選手権。全米アマ覇者としての重圧も、武士道精神で跳ね除けたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」