防御率は共に3点台と振るわないが…それでも菅野と田中将の最終チェックが必要な理由

公開日: 更新日:

 共に制球力のある投手だが、最近の登板をビデオで見ると、そのコントロールの良さがアダになっている気がする。投球がまとまり過ぎているがゆえに、荒っぽさがない。打者からすると、怖さがないのだ。

 制球の良さは全盛時なら武器になるが、球威や球速が落ちたいまとなっては、むしろ的を絞られやすい。意識して荒れ球を使ってもいいのではないか。

 そこまで言うなら、千賀を見たら帰ればいいと思うかもしれない。

 しかし、ノーだ。映像とデータだけで、選手は評価できない。例えば菅野は152キロを投げたが、年齢的な衰えから下半身の粘りがなくなれば、体の開きが早くなる。打者からすると球が見やすく、とらえやすい。つまり球速だけで選手の実力は測れないのだ。逆に菅野も田中も、9月には劇的に投球が改善されている可能性もある。

 ポテンヒットだろうと安打は安打。審判との相性や球場の広さなどによっても結果は変わってくる。ダッグアウトでの振る舞い、打席やマウンドでのしぐさも、選手の精神面を把握する上で重要な要素だ。

 私は現場で1試合見ただけで精も根も尽きるほどヘトヘトになる。それくらい選手をチェックするポイントは多岐にわたるわけで、だからこそ日本にも足を運ぶし、田中や菅野のチェックも必要と思うのだ。

メジャーリーグ覆面スカウト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  2. 2

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  3. 3

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 4

    侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

  5. 5

    経済効果1000億円!「嵐」ラストコンサートの心憎い演出と現地の熱狂をファンが語る

  1. 6

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  2. 7

    「タニマチの連れの女性に手を出し…」問題視されていた暴行“被害者”伯乃富士の酒癖・女癖・非常識

  3. 8

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 9

    高市首相の訪米につきまとう「外交オンチ」不安 トランプすり寄り一辺倒なら予算案年度内成立は頓挫必至

  5. 10

    活動停止→STARTO社退社後も“芸能界引退”はしない? 嵐リーダー大野智の“マル秘”ビジネスプラン