大谷翔平「エ軍残留で600億円契約」の根拠 二刀流米メディアが報じる“無障害で放出加速”にはならない

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 早ければ今オフにも新オーナーが誕生する可能性もあるが、最大関心事は大谷の去就だ。今夏の移籍市場の目玉だった大谷放出に真っ向から反対したとされるモレノ・オーナーの退任で、米メディアの多くは「大谷のトレードが加速する」と伝えている。

■二刀流の商品価値

 しかし、「巨費を投じて球団を買収する新オーナーが二刀流という他に類を見ない人的資産をやすやすと手放すとは考えにくい」とは野球文化学会会長で名城大准教授の鈴村裕輔氏だ。

「西海岸を代表する大都市ロサンゼルス近郊のアナハイムを本拠地とするエンゼルスは十分に集客が見込めます。エ軍を買収する側とすれば、大谷をトレードで放出するよりも二刀流としての価値を存分に生かすことを選ぶはずです。大谷は戦力としてはもちろん、球団ビジネスにおいても貴重な存在で、球団に莫大な利益をもたらすだけに、球団売買が成立次第、新オーナーは大谷と長期契約を結ぶ可能性があります」

 そもそも、資産家や投資家グループがエンゼルス買収に動くのは二刀流の商品価値を高く評価しているからに他ならない。

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