著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

馬場咲希は生ぬるい国内ツアーでは腕が鈍る! メジャーに勝ちたかったら海外に目を

公開日: 更新日:

 これまでもアマチュア時代に活躍しながら、テストに受からずプロを断念した選手は多い。

 しかし米女子ツアーには、日本のような閉鎖的なプロテスト制度がなく、腕次第で試合に出られる。

 すでに今回の全米アマ優勝で、馬場は来季のメジャー4大会の出場権を手に入れている。またQスクールを勝ち上がっていけば、米女子ツアー出場のチャンスが広がる。

 かつて予選会からチャンスをつかみ、一時世界ランクトップに立ち、米通算9勝を挙げた宮里藍がそうだった。

 今、米国有名大学のゴルフ部で馬場の争奪戦が水面下で始まっていると聞く。プロ転向を急がなくても、将来に備えてじっくり学ぶこともできる。

 馬場の目標はプロになってメジャータイトルを取ることだという。そのメジャーはもちろん国内大会ではなく、世界のトップ選手が集結する大会だ。目標達成には日本でプレーするより、米国に拠点を据えたほうがいい。

 馬場は「このまま米国にいたい」と、海外で戦う必要性をすでに肌身で感じ取っている。日本でプロになってもツアーの選手層やコース設定は世界に比べて低く、甘い。国内にとどまったら何十年にひとりという天才の芽も潰される危険性がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋