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宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

馬場咲希は生ぬるい国内ツアーでは腕が鈍る! メジャーに勝ちたかったら海外に目を

公開日: 更新日:

 これまでもアマチュア時代に活躍しながら、テストに受からずプロを断念した選手は多い。

 しかし米女子ツアーには、日本のような閉鎖的なプロテスト制度がなく、腕次第で試合に出られる。

 すでに今回の全米アマ優勝で、馬場は来季のメジャー4大会の出場権を手に入れている。またQスクールを勝ち上がっていけば、米女子ツアー出場のチャンスが広がる。

 かつて予選会からチャンスをつかみ、一時世界ランクトップに立ち、米通算9勝を挙げた宮里藍がそうだった。

 今、米国有名大学のゴルフ部で馬場の争奪戦が水面下で始まっていると聞く。プロ転向を急がなくても、将来に備えてじっくり学ぶこともできる。

 馬場の目標はプロになってメジャータイトルを取ることだという。そのメジャーはもちろん国内大会ではなく、世界のトップ選手が集結する大会だ。目標達成には日本でプレーするより、米国に拠点を据えたほうがいい。

 馬場は「このまま米国にいたい」と、海外で戦う必要性をすでに肌身で感じ取っている。日本でプロになってもツアーの選手層やコース設定は世界に比べて低く、甘い。国内にとどまったら何十年にひとりという天才の芽も潰される危険性がある。

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