エンゼルス大谷の2年連続MVPに“有望株の壁” 昨季終盤は初顔合わせ若手に痛打浴びる

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(28)が、12勝目(8敗)と投球イニングの上積みをかけて日本時間4日のアストロズ戦に登板する。

 大谷には、史上初の投打の規定数(502打席と162イニング)到達がかかっている。それはある意味、サイ・ヤング賞や2年連続MVPの条件ともいえる。残り34イニングとしている規定投球回をクリアするには相手の有望株封じが鍵になりそうだ。

「セプテンバー・コールアップ」といわれる9月1日のロースター枠拡大(26から28人)に伴い、各球団とも将来性を期待される若手有望株が昇格した。大谷が登板予定のアストロズ(2試合)、マリナーズ、ツインズ、レンジャーズはそれぞれ若手野手をマイナーから呼び寄せた。

 中でも、投手大谷にとって侮れないのが、アストロズのヤイナー・ディアス捕手兼一塁手(23)だ。ドミニカ共和国出身のディアスは今季マイナーで105試合に出場し、打率.306、25本塁打、96打点と強打が売り。マイナーリーグ公式サイトのスカウティングリポートによれば、選球眼も良く、出塁率と長打率を合わせたOPSは.898。すでにア軍はア・リーグ西地区連覇を確実にしているだけに、将来の正捕手候補であるディアスには極力、出場機会を与える方針だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今