五輪汚職のキーマン高橋治之被告を4度目の逮捕へ…浮かび上がった“慶応&ゴル友”人脈

公開日: 更新日:

 五輪汚職を巡って、東京地検特捜部が、大会マスコットのぬいぐるみを販売した「サン・アロー」(東京)から賄賂を受け取ったとして、大会組織委員会元理事の高橋治之被告を受託収賄容疑で再逮捕する方針を固めた。

 高橋被告は、大会スポンサーだった紳士服大手「AOKIホールディングス」と出版大手「KADOKAWA」、スポンサーの販売協力代理店になった広告大手「大広」から、それぞれ賄賂を受け取ったとして、既に3回逮捕されている。特捜部は、大広ルートの勾留期限である18日を前に4度目の逮捕に踏み切るもようだ。

 今回の「4ルート目」で、高橋被告は、サン・アロー側から現金約800万円を受け取った疑いを持たれている。サン・アローと組織委のライセンス契約に関し、便宜を図った謝礼として現金を受領したとみられている。

 浮かび上がったのは、高橋被告の“ゴル友”人脈だ。サン・アローは2018年6月、大会マスコット「ミライトワ」「ソメイティ」のぬいぐるみを販売できるライセンス契約を組織委と結んだ。これに先立ち、高橋被告はサン・アローの幹部から早期に契約できるよう依頼を受け、組織委に働きかけたとされる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か