著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

決勝Tクロアチア戦もFW前田大然の“鬼プレス”に期待 森保監督も「犠牲心」に賛辞送る

公開日: 更新日:

12月2日

 スペイン戦の劇的逆転勝ちで「死の組」1位通過を決めた日本。ラウンド16で対峙するのはW杯で2度ぶつかり、未勝利のクロアチア。2018年ロシアW杯準優勝国にしてMVPに輝いたモドリッチ(Rマドリード)を擁する難敵である。

「非常に柔軟に粘り強く戦えるチームです。ロシアW杯で見た時に本当に素晴らしいチームだと思った」と森保一監督。ボール支配率はドイツ戦やスペイン戦よりは上がるだろうが、今回も最前線の韋駄天FW前田の「鬼プレス」に大きな期待が寄せられるところだ。 

 スペイン戦の後半開始3分。前田は相手GKに猛烈なプレスを掛けてキックミスを誘い、伊東のボール奪取から堂安の同点弾につなげた。

「後半の最初、プレスに行くとチームの中で決まって、全体でプレスを掛けられてハマった。うまくできたのかなと思います」と本人もしてやったりの表情を浮かべた。

 ずぬけたスプリント能力と卓越したスピードを駆使した前線からの献身的守備という武器は、16年にプロキャリアをスタートさせた松本山雅(当時J2)時代の経験が大きい。指揮官だった反町康治・現JFA技術委員長が堅守速攻を志向。前田は「ソリさんからは前からボールを追う重要性を叩き込まれた」と口癖のように言っていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ