阪神・青柳「1.2億円→2.4億円」年俸倍増でも西勇輝より安いナゼ…貢献度では上なのに

公開日: 更新日:

 高いのか安いのか。

 昨8日、阪神青柳晃洋(28)が契約更改。倍増となる2億4000万円でサインした。今季は13勝4敗、防御率2.05をマーク。2年連続の最多勝、最高勝率に加え、初の最優秀防御率と「投手3冠」を獲得した。生え抜き投手では藤川球児(4億円)に次ぐ高年俸だという。

 今オフは岡田彰布新監督が就任。球団は就任1年目での優勝を求めている。「虎のエース」として期待が大きい一方でこの横手右腕を上回る厚遇を得たのが、同じ先発右腕の西勇輝(32)だ。

 4年契約が満了したこのオフ、FA権を行使して新たに4年総額12億円で契約。年換算で3億円は、チームの日本人選手の中で断トツだ。

 しかし、西は阪神入りした19年以降の4年間で通算36勝31敗。対する青柳は42勝28敗だから、チームへの貢献度は青柳のほうが上といえる。

「西は年間を通してローテを守れる投手。FA宣言した分、条件が跳ね上がった部分はあるものの、岡田監督が解説者時代に話したように、あくまで『10勝10敗投手』。貯金の数は青柳の14個に対して5個。青柳は倍増したとはいえ、3億円払ってもお釣りが来る投手ですよ」(阪神OB)

 来オフこそは、西超えを果たせるか……。

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