五輪選考めぐり石川佳純も「NO!」卓球協会は現役メダリストの反論をいつまでスルーするつもりか

公開日: 更新日:

 五輪3大会で3つのメダルを獲得している卓球石川佳純(29)が「卓球王国2月号」(12月21日発売号)の独占インタビューに登場。昨年9月に日本卓球協会が制定したパリ五輪の代表選考方法を巡り、国内大会の成績を重視し、Tリーグの結果もポイントに加算することに疑問の声を挙げたのだ。

「プロリーグとしてやっている試合を、五輪の選考基準に入れることが卓球界を盛り上げることになるのでしょうか。団体戦の成績を個人の争いである選考レースの中に入れることが正しいのでしょうか。それではTリーグの魅力が卓球ファンには伝わらない」

 日本協会が定める独自の国内ランキングを基準とするこの選考方法に対しては、かねて現役メダリストからの反発が相次いでいた。東京五輪で金銀銅の3つのメダルを取った伊藤美誠(22)が「ちょっと囲いすぎている感じがある」と言えば、東京五輪男子団体銅の張本智和(19)が「この方式に賛成というわけではない」と異論を唱えた。東京五輪限りで現役引退した水谷隼も以前、「「国内で最強の選手ではなく、世界で最強の選手を選ぶべき」と話していた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝