岡田監督もビックリ! 阪神の“格安助っ人”ミエセスは「掘り出し物」かもしれない

公開日: 更新日:

「ビックリした。ウォーカー以上。迫力あるで」

 阪神岡田彰布監督(65)は、今季23本塁打を放った巨人の助っ人を引き合いに、こう評した。

 1年50万ドル(約6800万円)で獲得した新助っ人のヨハン・ミエセス外野手(27=レッドソックス3A)のことだ。

 メジャー経験はないものの、今季はレッドソックス3Aで60試合に出場し、打率.271、12本塁打、35打点、出塁率.387、OPS.923をマーク。185センチ、120キロの巨漢で、昨夏の東京五輪ではドミニカ共和国代表として銅メダルに貢献。3位決定戦の韓国戦で、元阪神の呉昇桓から左翼へ特大アーチを放った。大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏が言う。

「以前は大振りで三振が多かったが、近年は四球数が増え、出塁率がアップ。相手投手の左右は苦にしないし、今季の得点圏打率も.316。特に七回以降の終盤に強い(打率.417)。成績だけを見ればメジャーから声がかかってもおかしくなかったが、120キロの体重や、マイナー通算626試合で守備率.967と低いことがネックになったのかもしれない。レッドソックスのスカウティングリポートによると、守備については『かなりの強肩だが、普段のルーティンプレーでミスをする。送球判断もイマイチ』とある。年齢的にも27歳と中堅の域に入り、適齢期を過ぎたとみなされた可能性もあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか