あるぞ大谷翔平WBCドタキャン…エ軍にはキャンプの課題山積、身売り中止で囲い込みに拍車

公開日: 更新日:

ドタキャンに返品は米国の文化?

「今季シーズン中のトレードはまず、考えられませんし、シーズン終了後にFAになる以前に大金を積んで再契約を結ぼうとするのではないか。それに今季、チームが戦う上で、大谷にはやらなければならないことが山ほどあるのです。侍ジャパンは宮崎合宿から参加、3月6日の強化試合以前の登板も希望しているようですけど、エンゼルスがクビを縦に振るかどうか……微妙ですね」と、前出の友成氏がこう続ける。

■キャンプでの課題は山積み

「大きいのはルール改正です。ひとつはピッチクロックの問題。メジャーの投手は今季から、走者なしの場合は捕手からボールを受け取って15秒以内、走者がいる場合は20秒以内に投球動作に入らなければならない。大谷は投げるのに時間を要する方。平均20秒を超えているだけに、実戦で練習を積む必要がある。

 もうひとつは今年からシフトが禁止される問題です。シフトが禁止されればチームとして投内連係に時間を割かなければならない。さらには捕手とのコミュニケーションも必要になる。エンゼルスは今年から正捕手がスタッシ(31)からオホッピ(22)に代わる。昨年8月にフィリーズから獲得した選手で、大谷は公式戦で一度もバッテリーを組んだことがありませんから。

 なのに宮崎合宿から参加して3月下旬の決勝や準決勝まで侍ジャパンにいることになれば、エンゼルスに戻ってから3月30日の開幕戦(対アスレチックス)まで1週間しかない。WBCでケガでもしようものなら取り返しがつかないし、キャンプで取り組まなければならない課題が多いことを考えたら、エンゼルスとしてはできれば大谷にはWBCに出てもらいたくないのが本音。場合によっては土壇場で出場辞退という可能性まであります」

 23日、米国代表入りしていたパドレスのマルティネス(32)が出場を辞退することが明らかになった。かつて日本ハムソフトバンクに在籍、このオフに3年約34億円で再契約した右腕だ。

 WBCは開幕前の重要な時期に行われる大会のため、これまでもドタキャンする選手は多かった。2013年の第3回大会はトラウト(31=エンゼルス)、17年の第4回大会はブライアント(31=当時カブス、現ロッキーズ)といったMVPを獲得した大物が米国代表に名を連ねながら出場を辞退している。

■「事情があるならしょうがない」という考え方

 米紙コラムニストのビリー・デービス氏が「ドタキャンに返品は米国の文化のようなものですからね」と笑いながらこう言う。

「人気のある一流ピッチャーが試合当日になって登板をキャンセルしたとしても、米国では仕方がないという受け止め方をされます。外箱が破損した電化製品でも、中の部品が足りなければスムーズに返品できる。今回の身売り取り消しにしてもあり得る話なんです。大谷がWBCを辞退したら日本は大騒ぎかもしれませんが、米国では事情があるならしょうがないとみられる。エンゼルスが大谷の出場をキャンセルしたとしても、決して驚くことじゃありません」

 そもそもエンゼルスにとって、WBCで日本が勝とうが負けようが関係ない。それより何より、身売りのドタキャンでますます重要なピースとなった大谷には、これまで以上に働いてもらう必要がある。それだけに出場をドタキャンする可能性も否定できないのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に