中日・高橋宏斗も自主トレ後に山本由伸“ウリふたつ”…フォーム変化に各球団が戦々恐々

公開日: 更新日:

 2年前のこの時期、高橋同様、山本ソックリのフォームで投げ込み、やり投げの練習法まで取り入れて首脳陣を慌てさせた投手がいた。当時プロ2年目の佐々木朗希(21=ロッテ)だ。

 放送関係者の話。

「山本に影響を受けたのですが、ブルペンでは制球が定まらない。首脳陣は“やり投げのようなフォームは手足の短い山本だから合うわけで、手足の長い佐々木朗には合わない”と元のフォームで投げさせようと試みたものの、本人はすんなり納得しない。最後はフロントが“ウチはキミの高校時代のフォームを高く評価したからこそ1位指名した。なのに実戦で一球も投げないうちからフォームを変えるのはどうか”と言ったと聞きました。結果が出なかったこともあり、佐々木朗は徐々に元のフォームに戻したようですが……」

 なにしろ、山本はプロ野球界の頂点に君臨する投手だ。中でも若手に対しては絶大な影響力を持っている。立浪監督も指摘している通り、そのフォームが合う投手はともかく、合わない投手まで心酔するようなら、持ち味をそぐ結果になりかねない。WBC日本代表には山本はもちろん、高橋宏や佐々木朗を筆頭に多くの若手が選出されているだけに、投手を派遣する球団はいまから戦々恐々だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  2. 2

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  3. 3

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 4

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  5. 5

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    巨人入り乙坂智に横浜高時代の“とんでも伝説”…「何様のつもりだ!」元部長がブチ切れたことも

  3. 8

    藤浪晋太郎が描く「DeNA経由でメジャー復帰」の青写真と米球界再チャレンジの勝算

  4. 9

    佐々木朗希「8月下旬ローテ復帰」構想がドジャースの新たな火種…先発投手1人が弾き出されることに

  5. 10

    阿部巨人が“3Aクビ”元DeNA乙坂智を入団テストの大迷走…「いま必要?」SNSで飛び交うシラけた声

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界