ダルは今や侍J“3人目の投手コーチ” 塾第2弾で朗希にスライダー、宮城にフォーク伝授

公開日: 更新日:

 そしてこう続けた。

「もちろん日本代表での戦いは大事だけど、私はオリックスのコーチでもあるので、その後のシーズンもスムーズに入れるようにするのも大事。だから、宮城にあんまりWBC球を意識させたくないところはあるんです」

 その点、この日の「ダル塾」は「WBC球の扱い方」といった教えではなく、「変化球の投げ方や極意」だから、WBC終了後も自身の財産になる。16日に「ダル塾第1弾」で教わった巨人・戸郷もそこを感謝していた。宮城にもいい「きっかけ」になれば、さらなるブレークの足掛かりになるかもしれない。

 厚沢コーチがこの日、「(ダルビッシュは)自分のことだけじゃなくて、どんどん教えて欲しいよね」と言えば、栗山監督も「昨日も今日もいろいろ話をしたので、本当に感謝しかない。若い人たちといろいろ話をしてくれながら、いろんなものを与えてもらっている。他の選手たちに話を聞くと、すごく喜んでいる感じの表情が良かった」と振り返った。

 栗山監督、吉井、厚沢両コーチは全員、日本ハムの首脳陣経験者でダルビッシュを知っている。「3人目の投手コーチ」のカリスマ指導に、侍首脳陣はニンマリである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景