お会計は30万円以上? ダルが自腹で振る舞った宮崎高級焼肉店「投手決起集会」の一部始終

公開日: 更新日:

「宇田川さんを囲む会に参加させていただきました! 宇田川さん、ご馳走様でした!」

 侍ジャパン宮崎合宿の休養日だった20日、代表最年長のダルビッシュ有(36=パドレス)が宮崎市内の焼き肉店で「投手会」を行ったことをSNSで報告。参加した14人の投手との集合写真をアップした。

【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)

 参加した他の投手も、その「宇田川会」の開催をこぞってSNSに投稿するなど、大いに盛り上がったようだ。

 そもそもは、今永昇太(29=DeNA)らが練習の休日に投手会を開く計画を立てていて、ダルはその今永から声を掛けられたという。

 合宿当初、宇田川優希(24=オリックス)がチームになじめず、「気疲れが出ている」とコメントした記事も読んでいたというダルは、「もともとは投手会という形でやった。最後は外で『みんなで記念撮影しようか』という話になって、そういう記事もあったから、宇田川くん、真ん中で腕を組んでみんなで囲って写真を撮ろうよという話になった。それですごく嬉しそうだったし、そういう意味ではよかったかなと思います」と話し、会では宇田川がアイスクリームを何個も平らげたことも明かした。

 代表選手の外食が認められているのは原則、合宿の休日と休前日だけ。ダルが「投手陣は仲良くやれています」と言うように、この宇田川会によって投手陣の結束が深まったことは間違いない。

 そんな会の様子を選手や関係者に聞くと、かなり豪華な内容だったようだ。

 会が開かれたのは宮崎市内の繁華街にある高級焼肉店「ひしめき(犇)」。地元出身の戸郷翔征(22=巨人)が店を予約し、宿舎からの往復タクシーも手配した。店内は全室個室タイプだが、全員が一つのテーブルになるように、各部屋の仕切りを取り払い、店側が貸切にしてくれたという。

「この焼肉店は地元の宮崎牛を始めとした和牛がウリ。オリックスの中嶋聡監督や、巨人の選手が足しげく通ってます」

 とは、宮崎の地元関係者だ。

 参加した選手の一人は、「まず最初にお皿いっぱいのタンやハラミなどが運ばれてきて、そのあと各々、追加で頼みました。ダルビッシュさんは和牛のユッケや、最後に抹茶のアイスを注文されていたと思います。肉はジューシーでめちゃくちゃおいしかったです」と明かす。

 ネギ塩タン(1980円)、ハラミ(1850円)と値は張るものの、地元では「肉は細かくサシが入って新鮮。一人前の量もそれなりに多いので、良心的なお店」ともっぱらだ。

 代表関係者が言う。

「会ではダルビッシュが真ん中に座って、あとは入った順番に席についた感じ。日本のエースである山本由伸(オリックス)はダルの近くに座っていたそうです。ダルビッシュ本人がネットラジオで『お酒を飲んでいたのは僕と伊藤君くらい』と話していたように、ガンガン飲んでドンチャン騒ぎするでもなく、ビールとウーロン茶でお肉をつつきながら、日々のルーティンのこととか、食事面のことなどについて意見交換するなど、いたってアットホームな会だったと聞いています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった