綱とり挑んだ貴景勝が負傷休場で春場所は横綱・大関不在…昭和以降で初の緊急事態!

公開日: 更新日:

 大相撲の大関貴景勝(26=常盤山部屋)が春場所7日目の18日、休場した。横綱昇進に挑んだ今場所3日目の正代戦で左膝を痛めたとみられる。6日目に御嶽海に敗れて3敗目を喫して、場所後の横綱昇進は絶望的になっていた。今場所は横綱照ノ富士が初日から休場しており、横綱、大関が不在となる。これは昭和以降では初めてで、異常事態である。

 貴景勝の休場は昨年初場所以来で通算9度目。7日目の対戦相手、錦木は不戦勝となる。貴景勝はこのまま再出場せずに休場となれば、負け越しとなり、5月の夏場所は6度目のカド番となる。

 貴景勝は6日目の取組でも御嶽海を押し込めず、足に力が入らない様子だった。相手の押しに上体が上がり、万全の状態には遠かった。

「横綱昇進は自分の夢でもあるが、みんなの夢も背負っているので、頑張りたい」

 場所前にはこう昇進への決意を語っていた貴景勝だが、それも場所途中にして破れてしまった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」