オーガスタの「13番パー5」が当初計画より15ヤードも短くなったのはナゼ?

公開日: 更新日:

 今年から左ドッグレッグの13番パー5が昨年より35ヤード延びて545ヤードになった。

 2017年に計画がスタートした際は50ヤード延ばして19年に完成、20年大会から使用するとみられた。そのスケジュールからは使用開始が遅れ、35ヤード延長も中途半端な印象だ。

 前年覇者スコッティ・シェフラーによると、「昨年は3番ウッドでフックをかけてティーショットして、ミドルアイアンで2オンさせていた。今年はドライバーでティーショットして、3番アイアンでグリーンを狙うことになる」と試合前に語っていた。

 ホール改造が出場選手を悩ませているのがわかる。ドライバー平均飛距離308ヤードのシェフラーのプランであり、多くのプレーヤーは刻んで、3オン狙いになる。しかしこれまで、ウエッジやショートアイアンで2オンしていた選手たちは、ミドルやロングアイアンなどでグリーンを狙うことになり、ピン位置にもよるが、従来通り2オン狙いに変わりはない。

 マスターズを始めた球聖ボビー・ジョーンズはビッグヒッターだったが、2オンを狙うかどうか考えさせるのが、このホールの設計の狙いだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」