藤浪がアスレチックスを選んだ不幸…投手不足で先発ローテ強いられ自滅KO、指揮官も激オコ

公開日: 更新日:

 藤浪は試合後は「投げ急いだのと、前回打たれたから『厳しいところ』というのが頭をよぎった。難しく考えすぎた」と“弁明”したが、メジャー初登板どころか、阪神時代から何ひとつ変わらぬ自滅ぶりである。

「本人の実力もさることながら、入った球団も悪かった。昨季60勝102敗でア・リーグ西地区のダントツ最下位に沈んだアスレチックスは、今季も戦力不足は明らか。藤浪の制球力に難があるのを知りながら、投手コーチが足の踏み出し位置をアドバイスするなどの軽い突貫工事でエンゼルスとの開幕カードに先発させざるを得ないほどの駒不足です。同じように制球難の悪癖を抱えていた澤村(現ロッテ)を、レッドソックスは当初、プレッシャーのかからない場面で起用するなど、徐々にメジャーに慣れさせていった。そういう余裕が今のアスレチックスにはない。いきなり先発ローテですから、気の毒な面はある」(現地特派員)

 もっとも、複数球団の中からアスレチックスを選んだのは藤浪自身。本人は「反省して勉強したい」と話したが、果たして「次」はあるのやら。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動