5位に沈む巨人によぎる“2006年のトラウマ”…丸にもアクシデントで主力故障地獄の兆候

公開日: 更新日:

 巨人丸佳浩(34)にアクシデント発生である。

 佐賀で行われた19日のDeNA戦の四回、二塁走者として本塁に突入するも憤死。走塁時に右太もも付近を気にするそぶりを見せた。その後、五回は守備についたものの、六回に交代となり、ベンチへ下がった。原監督は「ちょっとアクシデントがあった。明日、様子を見るということ」と説明したが、関係者によれば、右太もも裏の肉離れの可能性があるという。

 さる球界関係者がこう言った。

「丸は打率1割台(.175)とはいえ、19日は5番で2安打を放った。今季から右翼に回っていて外野の要でもあるし、もし抹消となれば、チーム全体に影響が出るのは必至。丸は広島時代から試合に出続ける体の頑丈さがウリだった。20代の頃はほとんどケガをしなかった坂本も34歳になり、最近は故障を繰り返すようになった。肉体も過渡期の主力が多いことも低迷の一因です」

 主力に多く故障者が出れば勝てなくて当然だ。その坂本が左脇腹、右膝、腰を痛めて3度離脱した昨季は4位。エース菅野が「足の違和感」で開幕早々に離脱したその前年の2021年は、5月に再び菅野、坂本、野上、田中豊と2週間の間に4人が故障で離脱するという緊急事態もあって3位に終わった。前出の球界関係者が続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異