渋野日向子テーピング痛々しく…左手親指故障なら松山英樹も悩む「職業病」の可能性

公開日: 更新日:

「職業病」なのか。

 渋野日向子(24)は先週のシェブロン選手権では通算1オーバー28位だったが、開幕前のプロアマ戦を棄権。練習ラウンドではフルスイングを控え、初日から左手にテーピングをして4日間プレーした。最終日は寝違えによる首痛もあり、飛距離も落ちていた。渋野は試合後、「痛いところがあると、そこをかばって、違うところに力が入ってという負の連鎖が起きてしまう」と反省したが、寝違えはともかく、気になるのは左手だ。渋野は症状については一切語っていないが、テーピングを見る限り親指を痛めている可能性がある。

■親指のつけ根?

 左手親指のケガといえば2018年、松山英樹(31)が同箇所の激痛により3連覇のかかるフェニックスオープンを途中棄権。1カ月半もツアーを離れ、21年にも痛みが再発している。渋野はどうなのか。並木俊明プロが言う。

「渋野の詳しい故障箇所は不明だが、今年はトップを高くするスイングに改造中でショットが安定しない。昨年のフックとは逆にスライス系の球筋が多い。右サイドに池が続くホールなど、右へのミスを嫌がり、インパクトでヘッドを返すと左手親指に大きな負担がかかる。渋野はややウイーク気味のグリップなので、この動きをすると左手親指のつけ根を痛めやすい。ここは筋肉をつけて強化できないし、一度痛めると癖になるものが多いのでプロゴルファーの職業病といわれている」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」