渋野日向子に「今はフェード1本で」の声 ドローと打ち分けは“二兎を追う者は一兎をも得ず”

公開日: 更新日:

【シェブロン選手権】第2日目

「目指しているものとは違うんじゃない?」

 そんなツッコミを入れたくなるのが最近の渋野日向子(24)だ。

 2020年のシーズン後、それまで指導を受けていた青木翔コーチから離れスイングの大改造に着手。トップの低いインサイドアッパーのフック打ちになった。それまではドローもフェードも打っていたが、極端な「横振り」のアッパースイングにしてからは左へのミスが多くなり、つま先下がりや左足下がりのライも苦手になった。昨季から主戦場を米女子ツアーに移し、自分が求める結果が出ずに再度決断。青木コーチの元へ戻り、スイングの再構築を始めたのが昨オフだった。

 すると最近は昨年までとは逆に、ドライバーも右へ曲がるスライス系のボールを打っている。2バーディー、2ボギーの72、通算イーブンパーとスコアを伸ばせなかったこの日もそう。バーディーを奪った左が池の4番(パー5)など、第1打はフェードボールを多用。前日も右ドッグレッグホールの16番(パー4)や第1打で右の木が邪魔になる18番(パー5)でも、きちんとフェードボールで攻めていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋