42歳・岩田寛の逆転Vは見事だが…星野陸也や蝉川泰果ブレーキで若手のふがいなさ浮き彫り

公開日: 更新日:

 一方、今季男子ツアーの若手は蝉川の「関西オープン」1勝だけで、他に有望株が見当たらない。

「岩田のプレースタイルは周りを気にせず、自分のゴルフに徹する強さがある。勝負にガツガツしていないようにも見える。コースとの相性もあり、距離の短い会場ではムキになって飛ばす必要もなく、若手と飛距離で張り合う必要もない。ところが星野や蝉川は飛ばしで相手をねじ伏せるプレースタイル。気持ちを上手にコントロールできれば爆発もするが、ゴルフはコースとの闘いであると同時に自分との闘いでもあるのに、クラブを振り回しているだけでバランスが悪い。女子ツアーは同世代プロが互いに刺激し合って、勢いに乗っている。その点、男子ツアーは刺激し合うライバルが少なく、それだけ層が薄いといえます」(評論家・宮崎紘一氏)

 前週の欧州共催大会で日本勢唯一トップ5入りを果たし、好調をキープした岩田の優勝は見事だが、同時に若手プロのだらしなさがクローズアップされた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"