著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

シェブロンで日本選手は厳しい結果…メジャーでは焦らず、じっと耐えるゴルフが求められる

公開日: 更新日:

 先週の海外女子メジャー初戦「シェブロン選手権」には、プロアマ8人の日本勢が出場しました。最高は渋野日向子の通算1オーバー・28位です。いっぽう、プレーオフを制してメジャー初優勝のリリア・ブ(米国)は通算10アンダーまで伸ばしており、渋野のスコアとは11打の開きがありました。

 また経験豊富な畑岡奈紗が2オーバー・37位、古江彩佳6オーバー・52位、西村優菜8オーバー・56位、西郷真央11オーバー・65位と日本選手には厳しい結果に終わりました。

 会場がカリフォルニア州からテキサス州に移り、大会期間中は雨、風、寒さと気象が目まぐるしく変わって何度も試合は中断しました。そしてなによりも6824ヤードと距離が長く、グリーンもアンジュレーションがあって高速スピードとメジャーにふさわしい設定でした。ショートアイアンでピンを狙うバーディー合戦とは違うタフなプレーを選手に強いることになりました。

 今回の成績だけで日本勢の調子が悪い、とは判断できません。メジャーでは一つ歯車が狂えば途端にスコアを崩すことがあり、万全の準備をしても思い通りいかないからです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性