大商大の両腕2人、東洋大のドクターK…今秋ドラ1位候補 即戦力大学生投手3人の武器と課題

公開日: 更新日:

高太一(大商大)は伸びる球と伸びしろが武器

 大商大ドラフト1位候補コンビの一角だ。

 183センチ、79キロ。最速151キロ左腕は、スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリットを器用に操る。

 広陵高では3年春にセンバツ出場を果たしたものの、河野佳(現広島)が同期でエースとして君臨していたため、背番号17の控えに甘んじていた。在京球団の関西担当スカウトがこう言う。

「昨年の大学選手権で全国デビューして注目を浴びた。腕が長くて球に角度がある。フォームが柔らかいので、ホームベース上で球が伸びる。昨年台頭してきた投手なので、伸びしろが大きい。今年の上位候補に左投手が少ないこともあって、同期の上田より人気が上がる可能性を秘めています」

 その上田同様、「こちらも制球力が課題」とこのスカウトが続ける。

「狙ったところにもっと確率良く投げられるか。大商大はいい投手が多いこともあって、完投を見たことがない。スタミナ面の上積みも期待したい」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」