金谷拓実が逃げ切りV! 海外で培った“攻めのショット”で「ポスト松山英樹」に名乗り

公開日: 更新日:

【BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ】最終日

 混戦の終盤、逃げ切り優勝を果たした金谷拓実(25)の勝因は、16番(190ヤード・パー3)、17番(481ヤード・パー4)の攻めのショットだ。15番終了時に通算10アンダーで金谷と中島啓太(22)、ソン・ヨンハン(31)の最終組3人が並んでいた。中島とソンは16番の第1打を左の池を避け、ピンから15メートル以上も遠くに乗せて、ともに3パットボギー。最後に打った金谷はピンを狙い右上3メートルにつけて手堅く2パットパーとして、再び単独トップに立った。

 だが、続く17番はコースで最もタフなホール。ここでピンチが訪れる。金谷はドライバーショットを左に曲げ、ボールはラフに沈んだ。しかも、傾斜が強いつま先下がり。ピンまでは190ヤード以上もあり、グリーン手前には大きな池が口を開けている。「1打リードしていたが、攻めるしかないので開き直って打った」という6番アイアンのショットは池をギリギリ越えてピンそば30センチにピタリ。このバーディーで追いすがる連中に引導を渡した。

 金谷は東北福祉大時代の2018年に「アジアパシフィックアマチュア選手権」で優勝。翌年のマスターズに出場し、同年の三井住友VISA太平洋マスターズでは史上4人目のアマ優勝を果たした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも