初V豊昇龍は“乱暴者”朝青龍の甥っ子 大関確定で大丈夫? 心配ご無用なワケと今後の相撲の課題

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 角界OBは「その点は大丈夫でしょう」と、こう続ける。

■明生は頭が上がらない兄弟子

「立浪親方(元小結旭豊)はやや頼りないが、あの部屋は明生がいれば心配はない。ケガの多い苦労人で、とにかくコツコツと真面目。かつては『自分は遠回りしながら行くタイプ。でも、いろいろ学べるから、それでいい』と話していたくらいです。口うるさい性格ではなく背中で見せる力士なので、豊昇龍にも良い影響を与えている。年齢は明生が4つ年上とそれほど変わらないが、豊昇龍が初土俵を踏んだ2018年にはすでに関取。豊昇龍にとっては頭が上がらない存在です」

 優勝後の支度部屋では明生の胸に飛び込み、抱き合って喜びを分かち合った。性格面は問題ないとして、肝心の相撲ぶりはどうか。元大関の琴光喜氏は日刊ゲンダイの取材に「将来的には安定した相撲を取らなきゃいけないけど、奔放なのが彼の良さでもある。今は自由に相撲を取ればいい」と話していた。

「それも一理あるが、大関を張るとなれば、やはり型が欲しい。今場所の優勝で相当自信はついたはず。ならば、『何でも出来るけど、この型になったら絶対負けない』というものがあれば、さらに自信は深まる。足技もたまに繰り出して相手を警戒させる程度にとどめておくべきで、そうした相撲が主体になってはダメ。なんにせよ、変化をしなくなったのは良い兆候です」(前出のOB)

 朝青龍も「久々に涙がこぼり」(原文ママ)とツイート。大関昇進と初優勝という2つの夢をかなえた豊昇龍。次の目標は、言わずもがな、である。

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