若元春は大関とり消滅、大栄翔と豊昇龍も崖っぷち…そして関脇三人衆を待つ星の潰し合い

公開日: 更新日:

 1人が脱落し、2人が崖っぷちとなった。

 関脇三人衆が揃って“討ち死に”した20日の名古屋場所12日目。大栄翔(29)が玉鷲にはたき込みで敗れると、続く豊昇龍(24)は北勝富士に押し出され、若元春(29)は結びの一番で霧島に寄り切られた。まさに負の連鎖である。

 大関昇進の目安は「三役で3場所33勝」。あくまで目安とはいえ、横綱照ノ富士、大関貴景勝と最上位2人がいない場所とあれば、ハードルを下げるわけにはいかない。

 若元春は4敗した時点で残りを全勝しても11勝。直前2場所は計21勝なので、どう頑張っても32勝止まり。今場所の大関昇進は消滅が確実だ。

 同じく2場所計22勝で4敗目の大栄翔と、同21勝で3敗目の豊昇龍はまだ望みがあるとはいえ、やはり1敗した時点でジ・エンドとなる。

 もちろん、星数が足りない場合でも、2ケタ勝利ならば大関とりを来場所につなげられる。ただ、今場所、3人を待ち受けるのは星の潰し合いだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」