大学や社会人は他球団以上に警戒すべき プロは微妙という選手は狙い目

公開日: 更新日:

「こら! また、夜中まで酒飲んでたんだろ。おまえの担当地区の学校の試合だろうが……」

 甲子園のネット裏のスカウト席で、頬づえつきながら居眠りしてたら、いきなり部長に起こされた。

 マウンド上で腕を振っている右腕をチェックしろと言われると思ったので、

「だって部長、あいつ進学ですよ。それも東京六大学に内定してるっていうんだから、手は出せないでしょう」

 と答えると、こう言った。

「東京六大学に決まってるんならムリかもしれねえけど、ここは、やっこさん以外にも選手はいるだろう。あのショートは? うかうかしてると彼らも大学や社会人に持っていかれるぞ」

「そう言いますけど、あのショート、足と肩はともかく、打つ方がいくらなんでも非力じゃないですか?」

 言い返すと、部長はせきを切ったようにこう続けた。

「おまえさぁ、大学や社会人は最初から、プロは微妙だって連中に目を付けて狙ってるんだぞ。足と肩が合格点で、パワーがないなんて選手は格好の狙い目じゃないか。特に社会人は恵まれたトレーニング施設で、ウエートトレをガンガンやらせるからな。体つきも見違えるようになって、パワーヒッターに変わってるケースもある。例えば……」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網