大谷が特大42号弾!本塁打数リーグ首位もライバル猛追、8月足踏みならタイトル争いは「ヒリヒリ」必至

公開日: 更新日:

 三冠王を狙うエンゼルス・大谷翔平(29)に当たりが戻った。

 日本時間17日のレンジャーズ戦は「2番・DH」で出場し、1本塁打を含む4打数3安打1打点1得点。9日のジャイアンツ戦以来7試合ぶりに三振はなかった。

 大谷は第1打席で相手の先発右腕グレイの高めの直球を捉え中堅横に運ぶ先制の42号ソロ。3試合ぶりの一発は打球速度約175.6キロ、飛距離約133.2メートルの特大弾だった。その後は2本の内野安打を放ち、今季13度目の猛打賞で打率は3割6厘。エ軍の先発左腕デトマースが八回途中まで無安打無失点と好投し、チームは同地区のライバルであるレンジャーズを2-0で下し、同一カードを3連敗を免れた。

 13日には、ナ・リーグのブレーブス・オルソン(43本)に一気に抜かれてメジャー最多本塁打から陥落。16日現在、41本塁打はホワイトソックス・ロベルト(32本)、レンジャーズ・ガルシア(30本)を抑えて依然としてア・リーグトップだが、そのライバル2人がここにきて量産態勢に入った。

 大谷は8月に入って長打がメッキリと減り、15試合で3本塁打。これに対し、ロベルトは11試合で3本、ガルシアは15試合で5本と、大谷を上回る割合で一発を放っている。

 今月に入ってからのペースで換算すれば、大谷は残り40試合で8本しか上積みできず、計50本塁打で今季を終えることになる。同様にロベルトは残り41試合で11本塁打となり計41本、ガルシアは41試合で14本を放ち計44本となる。今以上に大谷の当たりが止まり、ロベルト、ガルシアが一発を量産し続ければ、本塁打王争いの行方はレギュラーシーズン最終戦までもつれた挙げ句、土壇場で逆転される可能性まである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?