酷使ボロボロ大谷翔平がオフのFA市場で買い叩かれる?「総額800億円」超大型契約への不安

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 投打の二刀流でフル稼働してきた大谷翔平(29)が小休止である。

 フィル・ネビン監督は日本時間14日、次戦17日のレンジャーズ戦の登板を回避すると発表。22日からの本拠地3連戦(対レッズ)での登板が見込まれている。

 大谷本人から一度、ローテを飛ばして欲しいと申し出があったそうで、指揮官は「痛みやケガではない。打撃に支障はない」と、DHで起用し続ける方針を明かした。

 肩や肘に異常は見られないため、投手として最悪の事態は避けられたとはいえ、不安は尽きない。

 これまで同様、今季も指先のマメに悩まされた。6月下旬から7月上旬にかけては、右手中指にマメができたうえに、つめが割れて7月5日のパドレス戦は今季ワーストタイの5失点で4敗目を喫した。

 大谷のフィジカルは他にも異変が生じている。例えばわき腹だ。フルスイングした際に左わき腹を気にするそぶりを見せている。7月28日のタイガースとのダブルヘッダー第1試合でキャリア初の完封勝利を挙げると、第2試合で2本塁打を放ったが、ベースを回る際には、わき腹を手で押さえながら表情をゆがめるシーンもあった。

 内角球を強振して自打球をぶつけることもあり、右足はあざだらけで患部にテーピングをしてプレーしたことも。

■いつ故障してもおかしくない働きぶり

 今まで経験したことがない症状にも見舞われている。球宴明けは両足や左の腰、右手と相次いでけいれんを起こした。10勝目をかけて臨んだ4日のマリナーズ戦では右手中指のけいれんを訴えて今季最短の4回で降板した。

 今季は、これまで以上に体を酷使し、開幕前にWBCに出場。レギュラーシーズンは首脳陣の方針もあって原則、中5日(22試合中15試合)で登板してきた。しかも、投打の二刀流として、メジャー最多の117試合に出場中だ。唯一無二の存在を示す「ユニコーン」と称される大谷であっても、いつ故障してもおかしくない働きぶりだ。

 今季終了後、FAになる大谷は総額800億円規模の契約が予想されている。同僚トラウトの12年総額約482億円を抜いて史上最高額を更新するのは確実とみられているが、大谷の疲弊しきったフィジカルは大型契約のネックにならないのか。

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