U18W杯日本代表がメダルに意気込みも…慶応・丸田湊斗は“馬淵管理野球”に耐えられる?

公開日: 更新日:

甲子園春夏通算54勝の名将に意見はできない

 この関係者が特に「合わない選手」として危惧するのが、夏の甲子園で107年ぶりに優勝した慶応のリードオフマン・丸田湊斗だ。

「慶応の森林監督は『エンジョイベースボール』を標榜し、選手の自主性を重んじる。広陵との三回戦では無死一、二塁でスタートする延長十回のタイブレークで先頭打者にバントのサインを送らず、強攻策に打って出て勝利した。馬淵監督ならバントなどの小技を使うでしょう。しかも、丸田ら慶応ナインは、ときに森林監督の方針に意見を述べるなど監督との距離が近いものの、監督就任33年目を迎え、甲子園春夏通算54勝の名将に対し、気軽に意見はできないでしょうから」(同)

 馬淵ジャパンはこの日の合宿初日で早速、野手がバントやヒットエンドランなど小技の練習に取り組んだ。

 馬淵監督は丸田について、「素晴らしいなと思った。足もあるし、肩もある」と絶賛した一方で、「慶応のエンジョイベースボールに影響を受けるか」との質問に、「影響はないですけどね。まあ、エンジョイベースボールもいいんじゃないですか。ニッコリ笑って勝てれば(笑)」とキッパリ。丸田は25日に合流予定だが、指揮官との相性が気になるところだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり