“甲子園の申し子”西武・山田陽翔の現在地「今井達也さんのような真っ直ぐを」

公開日: 更新日:

 所沢のファーム施設で、取材に来た旨を伝えた際の第一声が「すいません、遠いところまでありがとうございます!」だった。

 西武ドラフト5位ルーキー、山田陽翔(19=写真)である。

 山田と言えば「甲子園の申し子」。近江高2年夏から3季連続で甲子園出場し、3年春は投手兼4番で滋賀県勢初の準優勝に貢献。続く夏の甲子園もベスト4入りし、高校野球ファンを沸かせた。

 その山田は現在、ファームで一軍デビューに向けて、鍛錬の日々を送る。本人が言う。

食事面からしっかり体づくりをやっています。(栄養素など)自分に足りないものは定期的な血液検査やインボディ(体成分を分析する装置)などでわかるので、バランスよく食事をとれるようにして。トレーニングが足りなければ、自分でウエートを。身体の大きな筋肉を鍛えることはケガ防止にもつながる。基礎の部分のトレーニングを重点的にやっています」

 プロとして投球の課題も見えてきたようだ。

「自分はプロ入りしてからよくかわす投球をしてしまうんです。でも、この先、真っ直ぐが大事になると思うので、今はしっかり、若いうちから真っ直ぐを磨いていきたい。先輩から学ぶこともあります。今井(達也)さんの投球スタイルや、直球を投げる際の力の伝え方はとても参考になっていて、自分も真似させてもらっています。ときどき今井さんから直接、教わることもあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  4. 4

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  5. 10

    辰己涼介は楽天と再契約が現実的…“コスプレ封印”で殊勝にアピールも、国内FA移籍は厳しい見立て

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…