巨人打撃陣「非四球病」の深刻度…3位浮上を阻むのは投手陣の「四球病」だけじゃない

公開日: 更新日:

 巨人OBの評論家、橋本清氏がこう続ける。

■一発は期待できても…

「巨人打線はチーム打率(.258)も本塁打数(145本)のリーグトップながら、総得点465は阪神の472点に劣る。阪神の本塁打数は半分以下の67本にもかかわらずです。決定的に違うのは四球数で巨人の292に対して、阪神は433。巨人打線の長打力は大きな武器ですが、相手投手の出来にも左右される一発は期待はできても計算はできない。投手の立場からすれば、ボール球に手を出さず、球を見極めて好球必打に徹する打者は、一発長打のある打者と同等のプレッシャーを感じるもの。阪神はチームでその方針が徹底され、各打者がしぶとくボールを見極めてくるわけですから、投手が感じる重圧は物凄く大きい」

 巨人は、投手が「四球病」なら、野手は「非四球病」。一発頼みの野球はベンチの責任も大きい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」