著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

岩井明愛は涙の2勝目 プロにとっては緊張が強いられる完全優勝が一番難しい

公開日: 更新日:

 ゴルフにはいろんな勝ち方があります。

 男子大会の「ANAオープン」に勝った44歳の谷原秀人と、「日本シニアオープン」初優勝の54歳になる藤田寛之はともに最終日最終組でプレーして逆転勝利でした。

 谷原が3打差3位発進、藤田は1打差2位発進と好位置につけており、4日間72ホールを見据えた理想的な戦い方だったといえます。

 試合後のコメントを聞いても、17番バーディーで混戦を抜け出した谷原が、「17番か18番で(バーディーを)取れれば勝てるか(と思った)」と振り返り、最終18番バーディーの藤田が「最後にワンチャンスあると思った」と語ったように、2人ともゲーム展開の読みが見事なまでに当たっていました。

 もちろん何勝も挙げたベテランプロでも、簡単に勝てる試合はひとつもなく、勝つ難しさをよく知っています。いいゴルフをしても、他の選手がそれ以上の好スコアで回ってきたら勝つことはできません。それに、勝つために日ごろから厳しい練習やトレーニングに取り組んで、しっかり準備しても結果は簡単にはついてきません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁