大谷翔平の同僚もメディアも“移籍前提”だが…それでも「エンゼルス残留」が消えない根拠

公開日: 更新日:

■ここ数年のようなリアル二刀流

 しかし、大谷は本当にエンゼルスを出て、勝てそうな球団に移籍するのだろうか。

 9月5日、大谷の代理人であるネズ・バレロ氏は会見でこう言っている。

「彼(大谷)は投げることが大好き。二刀流を長く続けることが重要なんだ。ここ数年のように両方続けていくことは疑う余地がない」

 大谷は9月に戦列を離れたものの、本塁打王のタイトルを獲得した。だが、打つだけではない。投手も大好きだし、これまでのように毎日打者として出場しながら先発もこなす「リアル二刀流」にこだわっていると言いたいのだろう。

 つまりチームとして勝ちたいのは事実でも、リアル二刀流はそれ以前の大前提なのだ。

 前出の特派員がこう言う。

「例えば、巷間言われるドジャースメッツヤンキースも、さすがに現在の大谷の投打の能力は認めているし、二刀流は約束するでしょう。ただし、エンゼルスのような起用ができるかとなると疑問です。ドジャースやヤンキースは常勝が義務付けられたチームだし、メッツにしてもオーナーのスティーブ・コーエンが大金をつぎ込むことが予想されます。今季もメジャーでダントツの人件費を払いながら、地区4位に低迷して負け越し。来季以降は必ず、立て直して勝てるチームをつくるでしょう。大谷がこの先、投手としてコンスタントな成績をマークできるならまだしも、不調に陥ったときにメッツやヤンキースやドジャースがリアル二刀流を認めるとは思えない。登板日前後は野手としての負担を減らすとか、ローテを何回か飛ばすとか、少なくともエンゼルスでのように本人の意向を鵜呑みにすることはないと思いますよ」

 いや、ヤンキースやドジャースやメッツじゃなくたって、起用法も含めて本人に丸投げなんてチームがエンゼルス以外にあるのかどうか。本人の中での優先順位が「勝つこと」より、「これまでやってきたようなリアル二刀流」が上だとすればエンゼルスもまだ、本人の選択肢から消えていないことになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 3

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  4. 4

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  5. 5

    阪神1位・森下翔太を英才教育 父親が明かす「マイホーム購入の判断も野球ありきでした」

  1. 6

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 7

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  3. 8

    阪神・森下翔太がファンから「態度悪い」と非難されるワケ…球宴中間投票セパ最多21万票なのになぜ

  4. 9

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  5. 10

    楽天・塩川達也監督代行とは何者か…野村克也氏から重宝された「悪く言えばイエスマン」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松村北斗&目黒蓮の"2強"を崩すSTARTO社の若手演技派は? 男性アイドル戦国時代のカオス

  2. 2

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    楽天・塩川達也監督代行とは何者か…野村克也氏から重宝された「悪く言えばイエスマン」

  5. 5

    さとう珠緒が明かす「AVオファー」「事務所トラブル」真相

  1. 6

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  2. 7

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  3. 8

    中傷動画めぐり永田町で怪文書乱舞…高市首相を守る「官邸ポリス」出動も時すでに遅し

  4. 9

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  5. 10

    高市首相もう中傷動画疑惑から逃げられない…終盤国会に待ち受ける“答弁地獄”は7.17会期末まで続く