大谷翔平の同僚もメディアも“移籍前提”だが…それでも「エンゼルス残留」が消えない根拠

公開日: 更新日:

「彼と同じチームメートだったことは、僕の中で大きな財産だ」

 エンゼルスの若手選手たちは、口々にこう言っている。「彼」とは大谷のことだ。

■自制が過去形の意味

 その大谷は日本時間1日、右肘を手術して以来初めて、本拠地のエンゼルスタジアムに来て、今季のチームMVPを受賞。試合前にはどうやら同僚とも話をしたらしい。若手たちのコメントで「同じチームメートだった」と時制が過去形だったのは、「選手の大半が、大谷は今オフ、他球団に移籍すると思っているから」(特派員のひとり)だという。

 米メディアの大半も大谷はFAで他球団に移籍するのが前提というスタンス。その上で移籍先はドジャースメッツヤンキースが有力などと報じている。

 大谷が入団して以降の6年間、エンゼルスはすべて負け越し。プレーオフに駒を進めた経験は一度もない。一昨年の本拠地最終戦後には、「ファンも球団の雰囲気も好きだけど、それ以上に勝ちたい気持ちが強い。ヒリヒリする9月を過ごしたい」と思いの丈をぶつけたものの、チームは変わらなかった。それだけにFAになる今オフは、勝てるチームに移籍するだろうとメディアはもちろん、身内であるはずの選手まで、そう思っているということだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン