著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

原英莉花は復活V、西村優菜の来季米女子シード当確 2人を褒め称えたい

公開日: 更新日:

 アスリートは大きなケガをすれば不安が募る。プロゴルファーなら、いつ試合に出られるのか、シード落ちするのか、選手生命を絶たれるのか……。日本女子オープンで3年ぶりに2度目の優勝を遂げた原英莉花(24)は5月に腰のヘルニア摘出手術を受けた。腰にメスを入れる前は眠れない日もあったと思う。精神的に相当苦しかったことは想像に難くない。手術により腰の痛みが消え、数々の不安も解消された。最終日の隙のないプレーは、どん底を経験した者のたくましさを感じた。

 原は今月、来季の米女子ツアー出場権を得るため2次予選会に挑戦する。今回の優勝は弾みになったに違いない。腰の手術を受けたことで、原の米女子ツアー挑戦に否定的な意見もあったようだが、「1年か2年、国内で力をつけてから」と言わず、受験資格があるなら迷わずトライするべきだ。1年先にどうなっているかは誰にもわからないのだから。

 世界を見ることは、ゴルフの内容はもちろん、考え方も変わり人間が大きくなる。今年は原以外に、西郷真央(21)、吉田優利(23)が最終予選会に出る。岩井明愛・千怜の双子の姉妹もエントリーすれば楽しみだし、期待が膨らむ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?