大関・貴景勝はなぜ嫌われる? 綱とりへ白星発進も周囲は冷え切ったムード

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「11勝止まりという星数以上に、優勝決定戦での立ち合い変化の印象が悪すぎた。しかも、相手は21歳の平幕・熱海富士ですからね。熱海富士は先場所が返り入幕で、まだ幕内2場所目の新鋭。横綱を目指そうという大関が、そんな若手の挑戦から逃げ、からめ手で勝った。協会の中にはいまだに貴景勝を『あの貴乃花の弟子』と色眼鏡で見る親方もいますしね」(角界OB)

 貴景勝の相撲ぶりも不安を抱かせる一因だろう。突き押し専門で、四つに組んだら幕下どころか三段目以下。安定感に欠け、攻められたら弱いのは押し相撲の宿命ではあるが、過去の歴代横綱は押し相撲の力士であっても、ある程度は四つ相撲に対応できた。現役時代の八角理事長も相手に掴まれたまわしを切る技術は一流だった。

 押し相撲しかできない上に、印象は最悪。仮に今場所も11勝の優勝だったら昇進は見送りか。

「それはないでしょう。10勝だろうが11勝だろうが連覇したら昇進は決まりですよ。というのも、大相撲は前例主義。過去、連覇で昇進を見送られた大関は皆無ですからね。もし、星数を理由に貴景勝を昇進させなかった場合は、『低レベルの連覇は認めない』という、あやふやな基準ができてしまい、後々紛糾のタネになりかねません」(前出の角界OB)

 もちろん、ハイレベルな優勝ならば、言うことはないのだが……。

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